
ボストン・パフォーマンスエディションII
新しいボストン・パフォーマンスエディションIIは、
全ての黒色塗装仕上げのピアノの内リムの化粧板にカワジンガ・ブビンガを採用、
また、フレームカラーをローズゴールドに変更、黒色のフェルトを採用し、
低音と高音のスケールを変更しました。
ボストン・パフォーマンスエディションIIは、
堅木メープルのインナーリム(内リム)やオクタグリップ ピンブロックなど、
ボストンピアノを有名にした最高級の特徴を備えています。
GP-215パフォーマンス・エディションIIは、
奥行き215cmで、中規模の会場を備えた
数多くの公共施設や音楽祭で選ばれているピアノです。
サイズ/重量 | 奥行:215cm 横幅:155cm 高さ:102cm 重量:404kg |
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外装デザイン | クラシック |
塗 装 | 艶出塗装仕上:黒色 |
インナーリム(内リム) | 化粧板:カワジンガ・ブビンガ |
金属部 | 真鍮製:艶出ラッカー塗装 |
リム | 堅木メープルを貼り合わせたインナーリム(内リム)は、ボストンピアノが生み出す音の礎になっています。より優れた構造的な統合性をもたらすほか、響板にとっても盤石な土台となり、格段に音を豊かに響かせます。メープル製のリムは最高級ピアノにのみ採用されています。マホガニーを貼り合わせたアウターリム(外リム)。一体成型リム、アウターリム(外リム)の積層15。インナーリム(内リム)の積層17。アウターリム(外リム)の幅29mm。インナーリム(内リム)の幅38mm。 |
支柱 | マホガニーを貼り合わせた放射線状の支柱が、平行の設計よりも強力な支えとなり、この頑強なサポートで、調律の安定性、響板やクラウンの保持力、そしてピアノ本体の堅牢性が高まります。放射線状の支柱4本 + 横方向の支柱3本。 |
ピンブロック | 11層の堅木メープル(1層の木目に対して木目方向を60度ずつずらして接着)を使用したオクタグリップ ピンブロックが、チューニングピンをしっかりと保持し、調律をより長く保ちます。 |
響 板 | まっすぐで、木目の詰まった無垢のシトカスプルース材(積層加工なし)。1センチあたり最低3層の年輪。高音域から低音域へ薄くなっている構造で、響板が自由に振動し、長く豊かに伸びる響きを実現。厚さ9ミリから7ミリに徐々に薄くなる設計。振動域:1.70㎡ |
響 棒 | 耐久性に優れたスプルース材を使用し、弦を強力かつ均一にサポートするために響板の下に取り付けられています。響棒は、インナーリム(内リム)の内側に完全に組み込まれ、重要な響板のクラウンをサポートし、伸びのある豊かなピアノの音色を保ちます。響棒数:13 |
ブリッジ(駒) | 低音から高音まで一本に繋がったブリッジ(駒)は、響板に対して垂直方向にメープル材とマホガニーを貼り合わせ、上部に一枚板のメープル材をかぶせて、響板のクラウンにフィットするよう曲線に仕上げています。 |
スケール | 交差弦:アグラフ、前方および後方のデュープレックス構造。低音と高音のスケールを変更して弦の張力を低くし、これにより音の伸び、明るい音、深くクリアな低音を実現しました。張力18,017kg。 |
プレート | ねずみ鋳鉄製、ブロンズ着色およびラッカー塗装。バキュームキャスト |
弦 | 高音弦:最高品質のスチール芯線。サイズ:No.16(番手) 最低中音域:No.21 (番手) Mapes社製低音弦(巻線):純銅を巻き付けたスチールのコアワイヤー 米国Mapes社製。最低音の有効弦長:163.6cm |
ハンマー | プレミアムウールのアンダーフェルトの上にプレミアムウールのトップフェルトを重ねた仕様。トップフェルトの総重量:9.8kg 圧縮ワイヤーで永久に形を保ちます。マホガニー成型。シデ材を使用した、先が細いハンマーシャンク。コンピューター・デザインによる独特の洋梨型ハンマー。肩部を補強して最高の音色を実現し、堅牢性と優れた整音能力を高めています。 |
アクション | 無垢のメープル材(プラスチックを一切使わない総木製)のアクションパーツ。スタインウェイ独自の形のロゼット型フレンジ、型押しアルミニウムのアクションレールが安定性を高め、整調する頻度を軽減させました。スタインウェイのアクション配列が優れたタッチを実現します。 |
鍵 盤 | 個別にバランスを取り計量した純正スプルース。白鍵:ファインアイボリー/黒鍵:ファインエボニー。人工新素材を使った黒鍵は、黒檀のような質感と外観を持ち、指の汗を吸収します。白鍵に使われているファインアイボリーは、本物の象牙と同じ摩擦性、多孔性、伝導力、外観を持っています。 |
ペダル | 重厚な真鍮製。ソフトペダル(ウナコルダ)、ソステヌートペダル、ダンパーペダル。 |
外装デザイン | クラシックなケースデザイン。弓状にカーブした大屋根と口棒の縁、四角いデザインの腕木部分とそれにマッチした鍵盤蓋の形状、古典的で美しい外装。バイオリンの形をイメージした大屋根支え棒。 |
その他 | ・鍵盤蓋:スローフォール式の鍵盤蓋。 |
ボストンピアノは、有名なスタインウェイ&サンズの設計によるデュープレックス・スケールが特徴です。同価格帯の他のピアノには決して真似のできない豊かな響きを奏でます。
ほかのピアノに比べて、ボストンピアノは弦の張力を低くしています。弦の張力を軽減することによって、テーパー状のより大きい響板を採用することが可能となり、音を長く保つ豊かな響きが得られるとともに、ピアノ自体の耐久性も向上しています。響棒、支柱、ブリッジ(駒)の配置の最適化を含めた技術改良も、ボストンピアノの優れた音と安定性に貢献しています。
ボストングランドピアノは、革新的な「ワイドテイル」設計によって、同様の奥行を持つ他のピアノより大きな響板面積を備えています。この幅の広い構造のケースにより、奥行178cmのボストングランドピアノが、奥行188cmの他社製ピアノと同じ大きさの響板面積を持つこととなり、パワフルで豊かな音を生み出し、実際より大きなサイズのピアノを演奏しているかのような感覚を実現します。
ボストンピアノの響板には、最もよい響きを生み出すといわれるシトカスプルース材が使われています。ボストンの響板は精密にテーパー加工をしているため、より自由に振動し、数々の特殊技術(スタインウェイ&サンズ独自の特許取得技術)を組み合わせ、パワフルで豊かな響きのある音を実現しています。