「禁じられた遊び」をピアノで弾きたいと思って検索すると、同じ言葉でも別の曲にたどり着くことがあります。
だからこそ最初に「どの曲を弾きたいのか」を決めるだけで、必要な楽譜も練習ルートも一気にシンプルになります。
初心者のうちは、難しいアレンジを根性で押し切るよりも、弾ける形に整えた譜面を選ぶほうが上達が速いです。
このページでは、映画のテーマ曲として知られる「愛のロマンス」と、ALI PROJECTの「禁じられた遊び」の両方に対応して、無理なく両手演奏まで持っていく流れを整理します。
最後まで読むと、今日から何を練習すれば音が「曲っぽく」なるのかが、迷いなく決められます。
禁じられた遊びを初心者がピアノで弾くコツ
初心者が最短で形にする鍵は、曲名の整理と、難易度を下げた譜面選び、そして練習順の固定です。
ここを押さえるだけで、指が止まる場所が減り、同じ練習時間でも仕上がりが一段上がります。
どの禁じられた遊びかを決める
「禁じられた遊び」は、映画『禁じられた遊び』の旋律として有名な「愛のロマンス」を指す場合と、アニメ『ローゼンメイデン』OPのALI PROJECT曲を指す場合があります。
検索結果や楽譜サイトでは両方が混在しやすいので、まずは「映画の旋律なのか」「歌もののアニソンなのか」を決めると迷子になりません。
もし耳のイメージがギターの哀愁メロディなら愛のロマンス系、歌詞が思い浮かぶならALI PROJECT系の可能性が高いです。
超初級の楽譜を選ぶ目安
初心者向けの譜面は「超初級」「初級」「やさしい」「片手」などの表記で分かれていて、同じ曲名でも負荷がまったく変わります。
最初は、音数が少なく、左手が単純で、テンポを遅くしても成立するアレンジを選ぶほうが、完成までの距離が短いです。
見栄えを作るコツは音を増やすことではなく、少ない音で止まらずに流すことだと割り切ると進みます。
両手にする前の片手練習
いきなり両手で通そうとすると、目線が譜面と手の間を往復して崩れやすいので、先に右手だけで「歌える」状態を作ります。
次に左手だけを、同じテンポで一定に刻めるまで整えると、両手にした瞬間の混乱が減ります。
片手が整ったら、両手は「合わせる練習」ではなく「崩れた場所だけを直す作業」へ切り替えるのが効率的です。
転調とシャープを怖がらない
愛のロマンス系の譜面では、途中で調が変わったり、シャープが増える書き方になっていたりして、初心者が身構えやすいポイントがあります。
ただし初心者用の譜面には、転調部分を読みやすくするために書き方を変えたものもあり、難しさは「曲」より「譜面の設計」で決まります。
弾きにくいと感じたら努力で押し切る前に、転調の表記が違う別アレンジを試すだけで急に弾けることがあります。
メロディを歌わせるタッチ
この曲は、正確さよりも「メロディが前に出ているか」で聴こえ方が大きく変わります。
右手の主旋律だけは、鍵盤の底まで押し込む意識よりも、指先で音の芯を作ってから余韻を残す意識を持つと表情が出ます。
左手は控えめでよいので、音量を上げようとせず、拍の揺れを減らすことを優先します。
テンポ設定の基準
初心者が気持ちよく弾くテンポは、速さではなく「止まらない速さ」で決めるのがコツです。
最初は、間違えずに通るテンポを下限として固定し、毎回同じ速さで弾ける回数を増やすほうが、結果的に上がります。
テンポを上げるのは、弾けた実感が出てからで十分なので、焦って速くして崩すよりも、遅くても美しい音を目指します。
仕上げを早くする練習順
練習は、通し練習を増やすより、直す順番を固定したほうが短期間でまとまります。
まずは「右手のメロディ」「左手の型」「両手で一番転ぶ小節」の順に絞り、最後に通して確認すると、やることが散らかりません。
毎回同じ順番で直すと、昨日の自分との差が見えやすくなり、独学でも伸びが止まりにくくなります。
楽譜選びで難易度はほぼ決まる
同じ曲名でも、アレンジの違いで難易度は別物になり、初心者がつまずく原因の多くは譜面の選択ミスです。
「弾ける譜面」を選ぶのは逃げではなく、完成度を上げるための戦略だと考えると前向きに進めます。
映画テーマは愛のロマンスを探す
映画『禁じられた遊び』の旋律として知られているのは「愛のロマンス(Romance)」として流通していることが多いです。
楽譜サイトでも「愛のロマンス(禁じられた遊び)」のように併記されている場合があるので、購入前にタイトル表記を確認すると取り違えを防げます。
候補を探すときは、ぷりんと楽譜・@ELISEの楽曲ページや、ぷりんと楽譜の検索結果のように難易度別に並ぶ場所が便利です。
ローゼンメイデンはALI PROJECTを探す
ALI PROJECTの「禁じられた遊び」は、アニメ『ローゼンメイデン』のオープニングテーマとして知られ、別曲として楽譜が販売されています。
同名で混同しやすいので、楽譜タイトルに「ALI PROJECT」や作品名の注記があるかを確認して選びます。
例えば、ピアノソロ初級の楽譜のように、難易度が明示されている譜面から入ると安心です。
調号と転調の書き方で選ぶ
愛のロマンス系は、転調の部分で黒鍵が増える書き方があり、初心者にとっては読みやすさが成果を左右します。
同じ内容でも表記の仕方が違う譜面があるので、サンプルが見られる場合は必ず見比べてください。
| 見比べる点 | 転調部分の表記 |
|---|---|
| 選びやすいタイプ | 臨時記号が少ない |
| 慣れたら有利 | 調号で整理 |
| 初心者の落とし穴 | 黒鍵の連続 |
練習用の仕様を優先する
初心者が伸びる譜面には、弾きやすさを優先した工夫があり、仕上げまでの時間を短縮してくれます。
「原曲に忠実」よりも「毎日触れる」ことを優先すると、結果的に良い演奏になります。
- 音域が狭い
- 左手が単純
- 和音が少ない
- 反復が多い
- ページ数が短い
指使いと運指のストレスを減らす
初心者は指が絡まって止まりがちですが、運指を「考える」から「型にする」へ変えると負担が下がります。
正解の運指は一つではないので、弾ける形を固定して、毎回同じ指で通すことを優先しましょう。
右手は歌う指を固定する
メロディの核になる指が毎回変わると、音の粒が揃わず、滑らかさが出にくくなります。
「この音は必ず3指で取る」など、要所だけを固定しておくと、手が迷わず、表情も安定します。
速さよりも、音のつながりが切れない指運びを選ぶと、この曲らしい雰囲気が出ます。
左手は型で覚える
左手は、音を全部追うよりも、形のパターンとして覚えるほうが、両手が早く合います。
同じ形が出るたびに同じ動きを再現できれば、テンポが上がっても崩れにくいです。
- 単音の拍刻み
- 分散和音の往復
- 低音と和音の交互
- 同型の繰り返し
- 移動は最小
和音は先に分解する
和音で止まるときは、指の問題というより、目と手の同期が崩れていることが多いです。
一度、和音を上から順に1音ずつ鳴らして形を確認し、それから同時に押すと、成功率が上がります。
分解しても形が取れないなら、手の位置を変えずに届く別の押さえ方に置き換えるのも立派な方法です。
ペダルは最小限から
ペダルは響きを豪華にしますが、踏みっぱなしにすると音が濁って、むしろ初心者っぽく聴こえやすいです。
まずはペダル無しで滑らかに弾けることを目標にして、最後に必要な箇所だけ足すと失敗が減ります。
| 最初の方針 | 基本は無し |
|---|---|
| 入れどころ | 和音の変わり目 |
| 避けたい例 | 踏みっぱなし |
| 効果が出る目的 | 余韻の補助 |
独学でつまずきやすいポイント
独学は、自分の弱点に気づくのが遅れる一方で、対処法さえ知っていれば短時間で改善できるのが強みです。
ここでは、初心者が「練習しているのに進まない」と感じやすい原因を、切り分けて整えます。
指が届かないときの置き換え
届かない和音や跳躍は、無理に広げるほど手が固まり、次の動きまで遅れます。
片方の音を省略しても曲の雰囲気が崩れにくい箇所は多いので、まずは止まらない形を優先します。
どうしても残したい音があるなら、低音よりもメロディや上声を優先すると聴こえ方が保てます。
リズムが崩れる原因
リズムが乱れるときは、指のミスよりも「どこで拍を数えているか」が曖昧になっている場合があります。
手が忙しい小節ほど、口で小さく数えたり、足で一定に拍を取ったりして、身体の基準を先に作ります。
テンポを下げても乱れるなら、譜読みの問題なので、2小節だけをゆっくり確実に直すほうが近道です。
強弱が単調になる
単調に聴こえる原因は、強く弾けないことではなく、フレーズの山が作れていないことが多いです。
まずはメロディの行き先を決めて、そこに向かって少しずつ音を育てるだけで雰囲気が変わります。
- 山の音を決める
- 前は少し抑える
- 山だけ芯を出す
- 後は力を抜く
- 左手は控えめ
譜読みが遅い
譜読みが遅いと感じるときは、両手を同時に読むのではなく、右手だけでもスムーズに読める状態を先に作ります。
読めない部分は、難しいのではなく「よく出る形として覚えていない」だけのことが多いので、同型を見つけて固めます。
毎回ゼロから読むのをやめて、同じ小節を同じ指で弾く回数を増やすと、譜面が「知っている形」に変わっていきます。
練習が続かない
続かない原因は意志の弱さではなく、毎回の練習で「何を達成すれば終わりか」が曖昧なことにあります。
時間ではなく、達成条件で区切ると、短い日でも前に進んだ実感が残ります。
| 1回の目標 | 2小節を固定 |
|---|---|
| 達成条件 | 止まらず3回 |
| 次の一手 | 同型を増やす |
| 通し練習 | 最後に1回 |
弾けたら映える仕上げ方
初心者でも「それっぽく」聴こえる演奏は作れますが、鍵になるのはテンポではなく、音の整い方と間の使い方です。
少しの工夫で印象が変わるので、仕上げの段階では派手さよりも聴き心地を狙いましょう。
テンポは遅くても美しく
この曲は、速いテンポで押し切るよりも、余韻を感じるテンポのほうが魅力が出やすいです。
遅くするほど粗が目立つと思いがちですが、実は遅いテンポこそ音の粒を揃える練習になり、上達にも直結します。
「止まらない」「濁らない」「メロディが前」の3つが揃えば、テンポが控えめでも十分に伝わります。
録音で直す
独学でも伸びる人は、弾いている最中の感覚ではなく、録音した音で判断する習慣があります。
直すポイントを絞れるので、練習の密度が上がり、短時間でも改善が見えるようになります。
- 拍の揺れ
- メロディの音量
- 左手の大きさ
- 濁りの有無
- 止まる場所
発表の場を作る
完成度を上げる最大のコツは、「誰かに聴かせる前提」で練習することです。
人前の予定があると、通しの安定と、ミス後の立て直しが自然に鍛えられます。
| おすすめの場 | 家族に1回 |
|---|---|
| 気軽な方法 | スマホ動画 |
| 上達の狙い | 通しの安定 |
| 緊張対策 | 最初を固定 |
次の一曲につなげるために
「禁じられた遊び」を初心者がピアノで仕上げる近道は、曲の取り違えを避けて、弾ける難易度の譜面を選び、練習順を固定することです。
特に愛のロマンス系は、転調や黒鍵の表記で体感難易度が変わるので、合わない譜面なら別アレンジに切り替える判断が大切です。
ALI PROJECT曲の場合も、初級向けのアレンジから入れば、雰囲気を残したまま無理なく両手にできます。
毎日の練習は、通しよりも「直す場所の順番」を守るだけで、完成までの距離が短くなります。
まずは今日、右手メロディだけを止まらずに歌えるテンポで整えるところから始めてみてください。

